Virtualenv超入門
Pythonのフレームワーク、「Flask」を使ってみようと公式ページに飛ぶと、そこには「Virtualenv」の文字。
なんぞこれ。
今回はこのVirtualenvに関して勉強してみたいと思います。
超個人的見解
※個人的に調べたり使ったりした感想みたいなものなので間違っているかもしれません。ご了承ください。
Virtualenv=Pythonの仮想実行環境構築ツール
ではないでしょうか。
Virtualenvを使えばPythonの実行環境を複数用意できる、つまりPython 2.7.6とPython 3.4.0など、バージョン違いのPythonを揃えたり、バージョンは同じでも入っているパッケージが違う環境を作ったりできるわけです。
公式ページには、プロジェクトにおけるバージョン問題の解決に使ってね!風に書かれています。
それももちろんですが、僕の場合は勉強用にあれやこれやインストールしたいけど、環境は汚したくないというワガママを解決できそうです。
今までは勉強用に仮想マシンを立てていましたが、Virtualenvと組み合わせることでより一層安心してグチャグチャにできそうです!(?)
インストールと簡単な使い方
インストール
sudo pip install virtualenv
以下、扱う仮想環境の名前を「test」とします。
仮想環境の構築
virtualenv test --no-site-packages
上記のコマンドを実行すると、カレントディレクトリにtestというディレクトリができます。
仮想環境の削除はコイツをrmコマンドで消すだけ。
仮想環境の削除
rm -rf ./test
仮想環境の起動
source test/bin/activate
または
. test/bin/activate
仮想環境のシャットダウン
deactivate
動作検証
Flaskがインストールされた仮想環境「test」と何もインストールされていない仮想環境「test2」とを比較し動作検証をしてみます。
まず仮想環境「test」を起動
. test/bin/activate
次にFlaskをインストール
pip install Flask
インストールされているパッケージを確認
pip freeze
結果
ethtool==0.6 iniparse==0.3.1 iwlib==1.0 pycurl==7.19.0 pygpgme==0.1 urlgrabber==3.9.1 virtualenv==1.11.5 yolk==0.4.3 yum-metadata-parser==1.1.2
新しく仮想環境「test2」を作成
virtualenv test --no-site-packages
仮想環境「test2」を起動
. test2/bin/activate
インストールされているパッケージを確認
pip freeze
結果
(何も表示されない)
ちゃんと独立してますね。